著者:田中研之輔
出典:日経BOOKPLUS
https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/22/06/29/00263/
■読み返したい度:★★★★ 4つ
心に残ったこと
①「OR」ではなく「AND」思考
終身雇用が崩壊した今、組織依存から脱却する必要があります。
ただ、この本で言っているのは「今すぐ会社員をやめてフリーランスになれ」ということではありません。
組織に自分のキャリアをゆだねるのではなく、自分自身がキャリアの主導権を握るという意識が必要だそうです。
そこで手段になるのが「AND思考」。本業と並行して副業を始めてみるというAND思考で自律的なキャリア形成を行っていくことが今後のVUCAの時代を生き抜いていくのに必要なんです。
②キャリア戦略を練らないとキャリアが赤字化する。
ここでいう「赤字=収入より支出が多い、市場価値が低い、スキルが足りない、仕事の大変さと収入が釣り合わない」を意味します。
「変化に適応していくことは大切」とよく言われますよね。
しかし、変化を受け入れるとなると最初は負荷がかかり、少し面倒くさいと思ってしまうときがあるのもまた事実です。
ただ、同じことを繰り返していると、仕事でも上記のように赤字が発生します。
そのため、現状を把握し、成長を促すために未来のキャリア計画を立てることが必要なのです。
自分ができそうなアクション
・キャリア計画を立てる ※簡潔に抜粋。
①現状把握 ②目標設定 ③適度な負荷を与える ④徐々に強度を高める
⑤日常的に習慣化する(①②を定期的に見直す)
・チャレンジする副業を決める
・ビジネスリテラシーを上げるために、世間で話題の本を読む。(まずは月1回から)
おわりに
筆者の完結なブックレビューとなってしまいました。。
ただ、読んでみて仕事に対する悩みとそれを解決するためのアクションが簡潔かつ分かりやすくまとめられている印象でした。
自分ができそうなアクションは本当におおまかにまとめてしまったので、他の内容も気になる方はぜひ読んでみてください!